薬師岳(太郎平からピストン)


2005・9・1(木)〜9・4(日)    GPS軌道

クラブの先輩Tさんと約束した、薬師岳に行ってきました。
鷲が羽根を大きく広げたようなゆったりした山容は、南アルプスの山ように大きく好きな山になりました。


9月1日(木)〜2日(金)

海老名22時発 〜 東海大学前 〜 渋沢 〜 河口湖 〜 御坂峠 〜 一宮御坂IC 〜 松
本IC 〜 安房トンネル(神岡方面へ) 〜 有峰林道有料道路ゲート前(仮眠)5:00(6:00に
ゲートが開く) 〜 有峰湖 〜 折立6:30着7:30発 〜 三角点9:35発 〜 (途中1時間
昼食)太郎平小屋13:00着13:30発 〜 キャンプ指定地14:00着

9月3日(土)

キャンプ指定地4:30着 〜 薬師小屋6:30発〜 薬師山頂7:30 7:55 〜 薬師小
屋8:58 9;10 〜 キャンプ指定地10:3011:45 〜 太郎平小屋12:20発 
〜 三角点14:25発 〜 折立 15:45着 〜 亀谷温泉(国民宿舎白樺ハイツ)
 
9月4日(日)

亀谷温泉(国民宿舎白樺ハイツ)8:00 〜 有峰林道有料道路 〜 安房トンネル 
〜 松本IC
 〜 一宮御坂IC 〜 御坂峠 〜 河口湖 〜 渋沢 〜 東海大学前 〜 自宅
17:00

折立登山口にに長野県から入るためには、松本から安房トンネルをぬけ、新穂高温泉方面に向かいます。

高原川に架かる赤い橋を渡り、右折は新穂高温泉。左折は神岡方面。神岡へ約30分走り金木戸川(奥は双六谷)の手前を有峰湖へ右折します。

有峰林道有料道路は、朝6時からの通行で料金所のゲートが閉まっており、しばらく車で仮眠しました。

有峰湖に下り、狭い湖畔道路をくねくね走り、折立へ6時30分着。
折立は、大きな無料駐車場と無料キャンプサイト、無料休憩小屋があり、営業施

設は、一切ありません。綺麗に整備された気持ちのよい登山口です。

 昭和36年冬、記録的な豪雪時薬師で遭難した、愛知大学山岳部の13名の慰霊塔

に手を合わせ、スタートです。
しばらくは樹林帯の急な登りです。

三角点から上は、整備された石畳の道が太郎平小屋まで続きます。

ゆるやかに道は続き、振り返れば有峰湖、前方には薬師、北ノ又岳が見えます。
途中1時間の昼食休憩をとり、13時に太郎平小屋に着きました。

Wさんから頂いた差し入れで、生ビールを注文し乾杯。 体に滲みこみました

Wさんもっとも有効に使用させていただきました。ありがとうございました。

薬師岳が綺麗に見えています。

強力のマサ


薬師峠のキャンプ指定地へは、約20分薬師岳方面に下ります。

キャンプ指定地の水場は、薬師沢の支流から引いており、冷たい水がガンガンと流れています。

テント設営後の暗くなるまでの時間は、夕飯のおかずをつまみに話題が尽きない楽しい時間が過ぎました。

8時にシュラフに入る前に、空を見上げると、山はガスっていますが星があります。

明日も天気はよさそうです。

全員がシュラフに入り終わらないうちに、もうイビキを始める人がいたとか?

9月3日(土) 朝 ガス・日中 晴れ・夜 雨

3時に起床し、焼餅とお茶の朝食を済ませ、4時30分出発しました。


ヘッドランプを頼りに歩き、徐々に空が白む感じが好きです。

薬師沢の支流に沿って登ると、お花畑に木道が設置された薬師平に着きます。

薬師・北ノ又岳・黒部五郎の山頂はガスの中ですが、少しづつ上がっており、展望に希望が持てそうです。

薬師平からもお花畑の草原が続き、急な斜面を登り切ると、薬師小屋へ8分の尾根の肩に着きます。
薬師小屋から山頂へは、見上げるような

広い稜線を登り、朽ちた避難小屋のあ

る南稜尾根の分岐に着きます。

槍・穂高が雲の切れ間から見え出しました。

ゆるやかな稜線を歩けば薬師山頂です。
山頂からは、M−Kさんが計画された五色が原やs−okさんが行かれた剣岳が見え

ることを期待しておりましたが、立山方面はガスの中です。

黒部川を挟み赤牛岳・水晶岳・鷲羽岳が見え、右手には、黒部五郎・北ノ又岳が見えます。

雨男と呼ばれている私には、十分すぎる天気です。ゆっくり休憩していると段々と人が増えてきました。

大きな北薬師岳が、こっちにも来いと言っているようです。

大きな北薬師岳
昔「何で山登るねん」という本を読みました。面白い本で電車の中で笑いをこらえるのが大変でした。

先日甲斐駒に登って来た会社のNさんに「何で山登るねん」と聞かれました。

Nさんは時々山好きの友人に誘われ山に行くそうですが、甲斐駒の苦しい登りで、考えたそうです。   「何で山登るんだ」?

質問され自分で納得する答えは出来ませんでした。 「でも山はいいですよねNさん。」

薬師小屋に下る
薬師小屋に下り、缶ビールで登頂の祝杯を上げ、途中のお花畑では写真を撮影してテントに戻りました。

昼食はラーメンを食べ、テントを撤収し折立目指して下山です。

太郎平から三角点を過ぎ、樹林帯に入る頃から小雨が振り出しましたが、日焼けした肌には気持ちがよい雨です。

折立駐車場に着く頃には雨も上がり、15時45分に無事下山できました。

今日の宿は、有峰口駅にむかう途中の亀谷温泉国民宿舎「白樺ハイツ」です。
あとがき
会社に入りたての頃、今回も一緒に登ったTさんに誘っていただき、折立〜太郎平〜黒部五郎〜三俣蓮華
(鷲羽・水晶ピストン)〜双六岳〜槍〜上高地の予定で出かけました。

太郎平小屋までは、天気がもちましたが、双六から新穂高に下山するまで、雨やガスの白い世界でどこを
どのようにして歩いたかわかりませんでした。

三俣蓮華ではひどい雨の中テントで停滞し、避難した双六小屋で、初めて北アの小屋泊りを経験しました。
乾燥室まであることに驚きました。

今回の薬師で、あの時登った鷲羽・水晶が見えたことがうれしかったです。

Tさん・Oさん・Hさん・どうもありがとうございました。


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