伊豆 天城山
万二郎岳から富士山と南アルプス
【日 時】 | 2006年11月25日(土) 2人(山ノ神さん) 晴れ 曇り |
【コース】 | 天城高原ゴルフクラブ駐車場9:05 9:30〜万二郎岳10:50〜石楠立(はなだて)11:35 11:45〜万三郎岳12:15 13:00〜万二郎岳14:10 14:15〜駐車場15:15 15:30〜自宅 18:00 |
【資 料】 | 2万5千分の1地形図 「天城山」 |
【始めに】 | 一ヶ月前の山ノ神との会話 山ノ神 ・・・・ 来月22日は、何の日? 私 ・・・・ 11月22日は、「いい夫婦の日」だから結婚記念日。(昭和56年11月22日なのです) 山ノ神 ・・・・ 銀婚式よ 私 ・・・・ エー 25年 (忘れておりました、上の娘は24歳でした) このところ、両親の身体の調子も良いので、「一泊で旅行に行こう」との山ノ神の提案に大賛成しました。 山ノ神 ・・・・どこ行く 私 ・・・・ 一泊だから近いところで、伊豆なんかどお?(思いついたのは、伊豆の百名山「天城山」です。 大きなブナの木があるらしい) 宿泊日は11月24日(金)、宿泊先は、山ノ神がネットで探した天城吉奈温泉「さか屋」に決まりました。 会社に休暇願いを出すと「どうしたの」との上司? 結婚25年で旅行です。 海外旅行? 伊豆に一泊です。 週間天気予報では、24日は雨でしたが、日頃の行いが良いのか、晴れに修正されました。 観光地めぐりがあまり好きではない山ノ神は、25日に天城山に登ること賛同してくれました。 |
カシミール3DとハンディGPSを使用して作成した「GPS軌跡」のページです。軌道が切れたり飛んだりしていますが、
修正してありません。そのような場所は、衛星の電波を受信できない杉林のような場所です。
また、軌道は、1分隔で記録しております。また、画面の大きさに合わせて縮小していますので、
正確な縮尺はわかりませんがおおよそ50000分の1程度です。
この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第87号)
24日は、10時に家を出て、小田原厚木道路から東伊豆海岸道路に入り伊東に向かいました。
途中の伊豆多賀では、海を見ながら持参したおにぎりを食べました。(貧しい旅行なのです)
伊東から、冷川峠を越え修善寺に下り、伊豆の踊り子で有名な旧天城トンネルを見にいきました。
暗くなる前にはトンネルを見て、宿に着いた時は、すっかり暗くなっていました。
翌日は、8時に宿を出て、天城山の最高峰万三郎岳に最も近い、天城高原ゴルフ場登山口に向かいました。
昨日も通った冷川から、伊豆スカイラインに入り、天城高原インターで下り、標高が1000mを越える登山口まで車で登ってしまいます。
登山口にある駐車場は、上下2段でトイレも完備した登山者専用です。すでに50台程の車が止められ、数組が出発の準備をしていました。
天城高原ゴルフ場登山者用駐車場
9時30分出発。
今日のコースは、万二郎岳を経由し万三郎岳をピストンする予定です。
標高差は約400メートルで、万三郎岳までの所要時間は2時間30分です。
駐車場の反対側にある、天城縦走路入口から山に入り、小さな沢を下り尾根を2つ越えて、15分で涸沢への分岐点です。
涸沢を経由するコースは、万二郎・万三郎岳の裾野をまいて、万三郎岳に直接登ってしまうコースで、私たちは万二郎岳に向かいます。
登山口
水の無い沢に沿って、ゆるやかに登って行きます。
沢沿いは、丹沢とは趣のことなる自然林です。木の肌がつるつるした、「さるすべり」の木に似た、「ヒメシャラ」や「アセビ」の木が多くあります。
支沢を2ヶ所渡ると、沢と別れ小尾根に取付き、少しづつ、急な登りになって行きます。
標高差150メートルの急登を30分で登り切ると林に囲まれた万二郎岳に着きました。
アセビの木が多い沢沿いの道
展望のない山頂は、休憩できる場所が少なく、写真を撮ってすぐに出発しました。
万二郎岳
山頂から少し下ると万三郎岳、天城縦走路、富士山、南アルプスが良く見える岩場があります。
全コース中でここが一番景色のよい場所でした。
P1325峰と裏に万三郎岳
万二郎岳から標高差50メートルを下ると、平坦になりそこからP1325峰への登りとなります。
東伊豆の海岸線と海
P1325峰のピークを過ぎると「アセビのトンネル」と書かれた場所があり、広い山頂部分にある木のトンネルをくぐり抜けます。
そこが終り、急坂を下り石楠立(はなたて)と書かれた鞍部に着きます。
登山口からここまでの間広い休憩場所がなく、初めて長い休憩を取りました。
アセビのトンネル
アセビの次は、「天城石楠花]が沢山ある場所へ出ます。
満開の時期は、ピンクの花が綺麗だと思います。
石楠花の木をかき分け登ると、今後はブナ林に出ます。
ブナ林
登山道からすこしはずれた場所ですが、この先「ブナの大木があります」との案内板もあります。
ここのブナ林は、下草がしっかりしており、下草を食べる鹿は少ないようです。
案内板のブナの大木
平坦な部分を過ぎると、最後の急登で万三郎岳山頂です。
一部分に富士山や南アルプスが見える切り開きがありますが、ほぼ樹林帯です。
大勢登山者が休憩しており、平坦な場所が少ないので、狭い場所での昼食休憩となりました。
山頂手前のブナ林
標高1400mを越える山頂は、冷たい風が吹きぬけ、日陰には霜柱が残っています。
寒さのため火力が弱いガスコンロですが、暖かいカレーうどんをすすると体が温まります。
万三郎岳
昼食後は寒いので早々に出発し、同じ道を戻りました。
途中の「ブナ林」や「アセビのトンネル」は再度ゆっくりして、登山口に戻りました。
帰りは、伊豆スカイラインで熱海峠、そして箱根ターンパイクで山を下り、約2時間半で帰宅することができました。
ブナ林
短い25年記念旅行でしたが、楽しい思い出となりました。
山ノ神様には25年間に感謝し、これからもよろしくお願いいたしました。
海外でなくごめんなさい。
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