東丹沢・
茨菰山(ほおずきやま)
M−Kさんと地図読み&ミニヤブ尾根の楽しい山行


カシミール3Dの軌道  

カシミール3DとハンディGPSを使用して作成した「GPS軌跡」のページです。軌道が切れたり飛んだりしていますが、修正してありません。そのような場所は、衛星の電波を受信できない杉林のような場所です、また、軌道は、1分間隔で記録しております。また、正確な縮尺はわかりませんがおおよそ25000分の1程度です


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図50000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第87号)」


【日 時】 2006年3月12日(日) 2人(M−Kさん)
【コース】 自宅8:00〜鳥屋(西門)9:00〜P380m9:30〜林道〜鉄塔10:00〜茨菰山10:20〜P405m10:40〜寺入沢右岸尾根11:25〜P596m11:50〜柏原ノ頭12:10 12:50〜平戸登山口13:50〜鳥屋(西門)14:25     
【始めに】

「俺の山紀行」のM−Kさんにお誘いいただき、楽しくミニヤブ尾根を歩いてきました。

道標はありません。読図によるルートファイテングが必要です。 
                                 

M−Kさんの車に乗せていただき、寒川から厚木市内に入りました。M−Kさんの歩く道は「けものみち」ですが、道路も「けものみち」です。厚木市内を渋滞なくスイスイ抜け、宮が瀬に向かいます。
虹の大橋を渡り、鳥屋部落から道志村への道に入ります。すぐに右折、事前に下見していただいた、廃屋の前のスペースに駐車。 以前は畑であったと思われる荒地から、尾根に取りつきます。 尾根先端は鹿柵が張られ、ハシゴで越え、越えた先にも仕事道が伸びています。
植林地をジグザグに登っていきます。 
尾根の上部にも鹿柵を越えるハシゴがありましたが、反対側はヤブのため、そのまま柵にそって行くと柵の中に閉じ込められました。ハシゴで越えるのが正解です。立ち木ある場所から柵をこえると平坦な尾根の肩に出て小休止9時30分。 ここまで30分かかりました。
 今日は、M−Kさんのご配慮で地図を持って先頭を歩かさせていただいております。私の地図読みの実力が試されるので道を間違えることはできません。気合が入ります。しかし、もし誤りがあれば後から最新のGPSで、[Y−Kさんそこは右方向」とご指示して頂けるので安心です。尾根上にはっきりした道があり、短いヤブを過ぎると林道に出ます。
対岸はガケで登ることはできないので、林道を歩き鉄塔管理道から茨菰山への尾根に取りつくことにしました。すぐに鉄塔管理道入り口があり、鉄塔下に着きます。ここは送電線が交差しています。芝生公園のような鉄塔下で小休止。ここから宮が瀬湖、相州アルプス、大山、仙洞寺山が良く見えます。


薄い踏み後のある尾根の上を進み、山頂と間違える尾根の肩がありその奥が茨菰山山頂です。10時10分。 山頂は、広い植林地内に「茨菰山」の山名プレートがあるのみです。どのように読んでも「ほおずきやま」とは読めません。ここから寺入沢の右岸尾根まで、3つの尾根が合流し、カクカクと道が折れ少し複雑です。


まずP405に向かいますが、山頂からは尾根が見えないので、コンパスに方向をあわせます。 しばらく下ると尾根らしくなり、s−Okさんが登られた青野原(上原)からの尾根を過ぎ、P405の小ピークからは気持ちがいい自然林の尾根です。

 次の尾根は、T字型に合流しますが、ピークは通らず左側をトラバースします。次の寺入沢右岸尾根から西門へ延びる支尾根の合流も左側をトラバースして合流です。さらに進むと左下に沢が見え、地形図には無い林道が現れます。


今日一番のキツイ登りで寺入沢右岸尾根に着きます。11時25分。
下に茨菰山、仙洞寺山が見えています。 尾根上の道は茨菰山への方が明確です。
P596はクマ笹の着物をまとったピークで、大きな木あります。
右側植林地の尾根上からは、手前P745(風巻ノ頭)、うしろに焼山が大きく見えます。
柏原ノ頭 12時10分着。山名プレートはありませんが、三角点が目印です。西側から強い風が吹き、朝方の快晴は曇りとなりました。風をよけて北側の林の中へ入り昼食です。2人だとあっという間に時間が過ぎます。
尾根の西側下には、焼山に通じる一般道がありますが、そのまま南東に伸びる尾根を下れば、平戸の向かう一般道に合流するはずです。途中2ヶ所の尾根の分岐を左に下り、右下に一般道が近づくと倒れた道標のある場所で一般道に合流します。良く整備された一般道を下り、犬のいる民家がある場所で道路に着きます。平戸、大上、御屋敷の鳥屋部落を歩き朝方の西門にもどりました。
あとがき

M-Kさんとご一緒に山歩いたのは2回目です。椿丸の地図読み講習会に二人で参加しました。
M-Kさんは、「俺の山紀行」そのままの非常に明るいやさしい方で、ご一緒するといつも楽しい
山行となります。でも、一つ問題があります。それは尾根の末端を見ると「これは登れる」「ここは行ける」
と言ってヤブに突入する「ヤブ尾根病」です。この病気は、大学病院では治療することはできません。
直せるのは。「ヤブ医者」だけです。 M-Kさんに感染しました。

山の中でM-Kさんは、「あと何年山を歩けるだろうか」と言っておられました。
「俺の山紀行」を「ヤブ尾根」に絞り、これからも「丹沢のヤブ尾根」にかける熱い心をひしひしと感じさせるすごいM-Kさんです。
大変お世話になり、ありがとうございました。楽しい一日でした。

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