三国山
籠坂峠〜三国山〜鉄砲木ノ頭〜切通峠〜石割の湯



【日 時】 2008年1月26日(土)  8人 曇り・晴れ   
【コース】

茅ケ崎駅6:45 〜 国府津7:05 7:08 〜 御殿場駅 7:54 8:10 〜 籠坂峠 9:00  〜 稜線10:00 〜 大洞山 10:58 〜  三国山12:25 13:07 〜 三国峠 13:25 〜 鉄砲木ノ頭 14:00 14:10 〜  切通峠 15:00〜 石割の湯15:56  

【資 料】

25000分の1 「御正体山」

【始めに】 所属する会社の山岳部は、「月例山行」を行っており、1月は私の担当でした。

丹沢のなかでも山中湖側は、今までクラブでは行ったことがなく「大きな富士山」と「山中湖の景色」「石割の湯」を訴求しプレゼンをしたところ、いつもより多い8人が参加してくれました。

車が便利な地域ですが、湯上がりのビールを目玉としたのでバスで行くしかありません。


GPS軌道

カシミール3DとハンディGPSを使用して作成した「GPS軌跡」のページです。
軌道が切れたり飛んだりしていますが、修正してありません。
そのような場所は、衛星の電波を受信できない杉林のような場所です。
また、軌道は、1分隔で記録しております。
また、画面の大きさに合わせて縮小していますので、縮尺は正確ではありません。


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第87号)


御殿場発8時10分のバスに乗るために、7時54分に着く御殿場線の車内で全員集合しました。

駿河小山を過ぎる辺りの山影には雪があります。

    

私たち8人ともう一組の団体さん、そして地元の方を乗せバスが出発しました。

籠坂峠には、積雪が20cmもあり、スキー場に着いたような気分です。

私たちともう一組の団体さんを降ろしたバスは、カラとなって湖へ下って行きました。

峠の少し上にある広場で、スパッツを付け出発しました。

標高が1,100mを越えるこの峠は気温も低く、サラサラの雪が「キュ・キユ」と鳴きます。          

  

トレースはすでに付いていますが、雪がサラサラで足元が崩れ、歩き難い道です。

今日は、角取山経由を予定していましたが、分岐に付くとトレースはなく、道探しに時間がかかりそうなのでアザミ平に向かいました。

背の低い雑木林の中を登って行くと、トラバース道に変わり稜線に出ます。

  

昨年来た時は、角取山の後ろに大きく富士が見えましたが、今日は雲の中です。

広い雪原から大洞山へのゆるやかな登りに入ると、右下から富士スピードウェイの唸るようなエンジン音が聞こえて来ます。

  


この稜線は、遠くから見ると殆んどアップダウンのない山並みに見てますが、途中には大洞山のピークがあります。

  

雪景色の綺麗な雑木林が続き、三国山の手前で武田信玄が小田原北条攻めに越えた、山中湖と駿河小山を結ぶヅナ峠(綱峠)に着きます。

  

信玄が北条攻めに使った山道は、大合戦があった「三増峠」の他には、犬越路や城ヶ尾峠が伝えられておりますが、このヅナ峠は標高差がなく、一番越えやすい道に感じます。

三国山は、まさしく三国境山で山梨県(甲州)・静岡県(駿河)・神奈川県(相州)の国境になっています。

山頂には、岩田さんが設置した有難いベンチが数ヶ所あり、2ヶ所は既に2つのグループで使用し、一ヶ所空いたベンチで私たちも昼食にしました。

  

寒い日には、体が温まる「ラーメン」と「おにぎり」が最高です。

三国峠への下りは、雪原に各自のトレースを付けて下って行きました。

鉄砲木ノ頭は、コース中一番キツイ登りですが、三国山で着けたアイゼンが雪をつかんで快適に登ることが出来ました。

  

鉄砲木ノ頭から見える山中湖の景色が何時もと違って、湖面の半分以上が凍結し水の反射がありません。今まで山中湖が凍結するという認識がなかったので驚きました。

湖の中央には、わかさぎ釣りの小屋が点々造られています。

  

平野へは切通峠から下り、テニスコートやグラウンドの脇を通り、石割の湯に着きました。

  

石割の湯から、旭ヶ丘バスターミナルに行くため、1時間後にタクシーを2台予約し温泉に入りましたが、予定より1時間遅れてしまったため、忙しい入浴と風呂上りのビールとなってしまいました。

  

旭ヶ丘バスターミナルに向かうタクシーの中で、朝の気温がマイナス14度であったことや、湖は凍結しているが、氷の上は歩くことができず、わかさぎ釣り小屋へは、船でいくことなどの話を聞きました。

定刻より遅れて着いた御殿場行きのバス乗車し、すっかり寝込んでしまいました。

沿線の中でも大きな町である御殿場の駅前はにぎやかで、国府津行きの発車時間まで土産物店をのぞいて待ちました。
  

  

国府津行二両編成の電車は、すいており石割の湯で不足したアルコールを追加し、きょうの出来事を肴に楽しく家路につきました。



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