見城山〜梅ノ木尾根〜上弁天





【日 時】 2008年6月1日(日) 晴れ・単独

【コース】

自宅6:30 〜 広沢寺駐車場 7:20 〜 見城山 8:15 〜 日向山 9:00 〜 P537 9:40 〜  P670 10:20 〜 大沢分岐 10:40 〜 見晴A(P674) 11:10 〜 P515 12:00 〜 林道 12:50 〜  広沢寺駐車場 13:50

【資 料】

25000分の1 「大山」

【始めに】

最近休みが取り難くなり、山に行く回数が激減しストレスが貯まる、今週は仕事は二の次で気分転換で山に行く事にした。

今は、世附山に向かう心の余裕や気力が不足しており、近場で人が少ない静かな場所をさがす。

地図を見ていると見城山にハイキングコースが出来たことを思い出した。

広沢寺駐車場〜見城山〜大沢分岐〜上弁天(P518)〜林道〜弁天の森キャンプ場に出るコースが出来た。

今回はゆっくり山に浸り地図を読んで歩きたい。


(注意)
道標等が無い区間があります。地形図(国土地理院2万5千分の1)を読図の上
地形と照合し、適切なルート選択が必要です。特に下りルートして利用する場合は、
尾根が複雑に分岐しますので、読図力は不可欠です。



GPS軌道

カシミール3DとハンディGPSを使用して作成した「GPS軌跡」のページです。
軌道が切れたり飛んだりしていますが、修正してありません。
そのような場所は、衛星の電波を受信できない杉林のような場所です。
また、軌道は、1分隔で記録しております。
また、画面の大きさに合わせて縮小していますので、縮尺は正確ではありません。


この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び
数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平17総使、第87号)


家を6時半に出発。

空は五月晴、雲が少しあるが、気持ちのよい風が吹いている。

広沢寺駐車場の上段に車を入れ、すぐ上の愛宕社から道標に従い見城山へのよく整備された道に入る。
ひと登りで自然林の尾根上に出ると、急斜面にはロープや階段が設置され、とても歩きやすい。

  

見城山の肩には、木が伐採され横浜方面が一望できる場所があり、休憩用のベンチが置かれている。

 

山頂は肩より20〜30m奥の植林地内で、木が伐採され七沢方面の見晴らしがよい。

ひと下りで「七沢方面」と「大釜弁財天」へ下る分岐に着き、直進して日向山に向かう。

  


まだ時間が早く日向山には人がいない、梅ノ木尾根に入り弁天の森キャンプ場へ下る分岐には、「熊注意」の看板があった。

昨年の秋、林道に熊は出たとの新聞記事を読んだことを思い出す。

今日は音が出る物は持っていない。熊のいる場所であれば足跡や糞、獣匂いがあるはずだ、それに注意をしょう。

急な登りでP537着、ここにも熊マークがあった。

下った浄発願寺奥院への分岐ベンチで休憩していると、弁天の森キャンプ場から登って来た単独の人と会った。

沢沿いの道でヒルが5〜6匹付いた云っておられた。

P620にも新しい道標が設置されている。大沢分岐に向かうキレットには、オレンジ色のツツジが鮮やかに咲いている。西丹沢のツツジは今が盛りであろうか?

 

大沢分岐が今日の最高地点となる。すりばち広場への急な下りを過ぎると、東屋があり丸太の森と弁天の森キャンプ場への分岐となっているが、後者は道が荒れていると書いてあった。

  

東屋の下が「ずりばち広場」で、修験者が修業した時代は宿泊場所となっていたようで、名前のとおりの「スリバチ状の丸いくぼみ」で、今は獣たちのヌタ場となっています。
明治の初めまでは、行者の庵もあったという、八菅修験第27行所「空鉢嶽・尾高宿」というらしい。
修験者のキャンプ場のような場所です。

見晴Aのピーク手前には、松林のきれいな場所があり、見晴Bは鐘ヶ岳への分岐だが道標はない。

弁天の森キャンプ場方面に進み、標高600mピークを左方向に入り、P570は、鹿柵と三角梯子がある場所で、以前登った尾根が合流する場所だ。

  

ここから2つ目の小ピークの分岐が、入口に木がかぶり意外と難しく、コンパスで方向を確認した。

P515には土管があり、ここが上弁天か?  右側の尾根に入り、次の分岐(標高400m)で考えた、右側の尾根に入ると林道の手前がガケマークになっている。大山南東尾根で、林道に下りられず登り返したことを思い出し、今日もお助けロープは無く、だめならP400mまで戻って左側の尾根を下ることとする。

下に林道が見えてきた、地形図は正確でガケとなっている。踏み後がばらけだし、急斜面を左側にまわってみると単菅パイプの階段があり問題なく林道に着地することが出来た。

  

大山南東尾根のガケの方が、傾斜と高さがあった。

林道からガケを見上げると、右側は岩場で下りることが出来ない。(下の写真)

  

林道で休み、反対側の鹿柵の扉から尾根を下るか、林道で戻るか考えたが、ここは無理をして直進する場所ではなく、林道を弁天の森キャンプ場に向かい、大釜弁財天の前を通って広沢寺駐車場に着いた。

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この二つの尾根(梅ノ木尾根・見晴ABの尾根)は、標高が低い割には自然林も多く、静かできれいな場所もあり、あらためてこの尾根のよさを再認識した今回の山行きでした。

見城山のハイキングコースを整備した方々に感謝申し上げます。


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