薬師岳(太郎平からピストン) |
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2005・9・1(木)〜9・4(日) GPS軌道 |
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クラブの先輩Tさんと約束した、薬師岳に行ってきました。 鷲が羽根を大きく広げたようなゆったりした山容は、南アルプスの山ように大きく好きな山になりました。 |
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折立登山口にに長野県から入るためには、松本から安房トンネルをぬけ、新穂高温泉方面に向かいます。 高原川に架かる赤い橋を渡り、右折は新穂高温泉。左折は神岡方面。神岡へ約30分走り金木戸川(奥は双六谷)の手前を有峰湖へ右折します。 有峰林道有料道路は、朝6時からの通行で料金所のゲートが閉まっており、しばらく車で仮眠しました。 有峰湖に下り、狭い湖畔道路をくねくね走り、折立へ6時30分着。 |
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折立は、大きな無料駐車場と無料キャンプサイト、無料休憩小屋があり、営業施 設は、一切ありません。綺麗に整備された気持ちのよい登山口です。 昭和36年冬、記録的な豪雪時薬師で遭難した、愛知大学山岳部の13名の慰霊塔 に手を合わせ、スタートです。 |
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しばらくは樹林帯の急な登りです。 三角点から上は、整備された石畳の道が太郎平小屋まで続きます。 ゆるやかに道は続き、振り返れば有峰湖、前方には薬師、北ノ又岳が見えます。 |
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途中1時間の昼食休憩をとり、13時に太郎平小屋に着きました。 Wさんから頂いた差し入れで、生ビールを注文し乾杯。 体に滲みこみました Wさんもっとも有効に使用させていただきました。ありがとうございました。 薬師岳が綺麗に見えています。 |
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強力のマサ |
薬師峠のキャンプ指定地へは、約20分薬師岳方面に下ります。 キャンプ指定地の水場は、薬師沢の支流から引いており、冷たい水がガンガンと流れています。 テント設営後の暗くなるまでの時間は、夕飯のおかずをつまみに話題が尽きない楽しい時間が過ぎました。 8時にシュラフに入る前に、空を見上げると、山はガスっていますが星があります。 明日も天気はよさそうです。 |
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全員がシュラフに入り終わらないうちに、もうイビキを始める人がいたとか? 9月3日(土) 朝 ガス・日中 晴れ・夜 雨 3時に起床し、焼餅とお茶の朝食を済ませ、4時30分出発しました。 |
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ヘッドランプを頼りに歩き、徐々に空が白む感じが好きです。 薬師沢の支流に沿って登ると、お花畑に木道が設置された薬師平に着きます。 薬師・北ノ又岳・黒部五郎の山頂はガスの中ですが、少しづつ上がっており、展望に希望が持てそうです。 薬師平からもお花畑の草原が続き、急な斜面を登り切ると、薬師小屋へ8分の尾根の肩に着きます。 |
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薬師小屋から山頂へは、見上げるような 広い稜線を登り、朽ちた避難小屋のあ る南稜尾根の分岐に着きます。 |
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槍・穂高が雲の切れ間から見え出しました。 ゆるやかな稜線を歩けば薬師山頂です。 |
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山頂からは、M−Kさんが計画された五色が原やs−okさんが行かれた剣岳が見え ることを期待しておりましたが、立山方面はガスの中です。 黒部川を挟み赤牛岳・水晶岳・鷲羽岳が見え、右手には、黒部五郎・北ノ又岳が見えます。 雨男と呼ばれている私には、十分すぎる天気です。ゆっくり休憩していると段々と人が増えてきました。 大きな北薬師岳が、こっちにも来いと言っているようです。 |
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大きな北薬師岳 |
昔「何で山登るねん」という本を読みました。面白い本で電車の中で笑いをこらえるのが大変でした。 先日甲斐駒に登って来た会社のNさんに「何で山登るねん」と聞かれました。 Nさんは時々山好きの友人に誘われ山に行くそうですが、甲斐駒の苦しい登りで、考えたそうです。 「何で山登るんだ」? 質問され自分で納得する答えは出来ませんでした。 「でも山はいいですよねNさん。」 |
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薬師小屋に下る |
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薬師小屋に下り、缶ビールで登頂の祝杯を上げ、途中のお花畑では写真を撮影してテントに戻りました。 昼食はラーメンを食べ、テントを撤収し折立目指して下山です。 太郎平から三角点を過ぎ、樹林帯に入る頃から小雨が振り出しましたが、日焼けした肌には気持ちがよい雨です。 折立駐車場に着く頃には雨も上がり、15時45分に無事下山できました。 今日の宿は、有峰口駅にむかう途中の亀谷温泉国民宿舎「白樺ハイツ」です。 |
あとがき | |
会社に入りたての頃、今回も一緒に登ったTさんに誘っていただき、折立〜太郎平〜黒部五郎〜三俣蓮華 (鷲羽・水晶ピストン)〜双六岳〜槍〜上高地の予定で出かけました。 太郎平小屋までは、天気がもちましたが、双六から新穂高に下山するまで、雨やガスの白い世界でどこを どのようにして歩いたかわかりませんでした。 三俣蓮華ではひどい雨の中テントで停滞し、避難した双六小屋で、初めて北アの小屋泊りを経験しました。 乾燥室まであることに驚きました。 今回の薬師で、あの時登った鷲羽・水晶が見えたことがうれしかったです。 Tさん・Oさん・Hさん・どうもありがとうございました。 |